当財団は、2005 年4月25 日に発生した福知山線列車事故を契機に、「安全で安心できる社会」
の実現に寄与することを目的に2009 年に設立されました。これまで当財団では、その設立趣旨を
踏まえ、事故や災害により被害に遭われた方々への心身のケアに関する支援をはじめ、様々な事
業活動を展開しています。
事故、災害、不測の事態に対する備えや被害に遭われた方々への支援は多岐にわたります。グ
リーフケアやスピリチュアルケアといった心のケアをはじめ、リハビリテーションなどの身体的
ケア、防災・減災に向けた対策、事故・災害時の救援・支援活動、そしてお互いが支え助け合っ
ていくために必要な地域コミュニティやネットワークづくりなど、様々な分野に及びます。そこ
で、当財団では、それら広範囲に及ぶ活動を広く支援していくために公募による助成事業に取り
組んでいます。本公募助成では募集テーマを限定せず、申請していただく方々に広く解釈いただ
き、幅広い分野からの応募を期待しています。
また、本公募助成では、令和6年能登半島地震の被害の大きさに鑑み、被災地域の復興や同地
震で被災された方々に対する支援活動を特別枠として設定いたします。この災害に対しては、柔
軟な且つ長期的な支援活動が必要であることから、助成金を確保して特に募集します。同災害に
ついては近畿 2 府 4 県に拠点のある団体に加え、甚大な被害を受けた石川県をはじめ、新潟県、
富山県、福井県に拠点のある団体も募集対象といたします。
当財団は、事故、災害、不測の事態に対する備えやその後のケア、並びに事故、災害等の風化
防止に関する活動に取り組まれている団体の活動を公募により支援させていただきます。「安全で
安心できる社会」の実現に向けた真摯な取り組みをされている皆様からの応募を心よりお待ちし
ています。
1.助成対象活動
以下に掲げるテーマに沿った活動とします。
事故、災害や不測の事態に対する備えに関する活動(自主防災訓練、心肺蘇生法普及活動等)
又は事故、災害や不測の事態が起こった後の心のケア(グリーフケア等)や身体的ケア(リ
ハビリテーション等)に関する活動、並びに事故、災害等の風化防止に関する活動
特別枠 「令和6 年能登半島地震」による被災地域や同地震により被災された方々に対する
心身のケアや復興等の支援活動に対し、特別に助成枠を設定します。
2.助成対象団体(応募資格)
以下に掲げる(1)又は(2)の条件を満たす団体を助成対象とします。
(1)以下の条件を全て満たす団体
① ⅰ)近畿2府4県(京都府、大阪府、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県)に拠点のある
非営利の民間団体(法人格の有無は問いません。)で、同エリアで活動を行う団体。
ただし、特別枠応募の場合は近畿2 府4 県での活動の有無は不問。
ⅱ)特別枠である令和 6 年能登半島地震による被災地域や同地震により被災された方々
に対する支援活動への助成については、石川県、新潟県、富山県及び福井県に拠点のある
非営利の民間団体も応募可能です。
② 募集開始時点において1年以上の継続的活動実績のある団体。
(タイムリーな支援を要する特別枠への応募の場合は不問)
(2)上記(1) ①及び②の条件を実質的に満たすものとして当財団が認める団体
金額 |
助成金額:50万円以下 |
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URL |